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研究
レーザーネフェロメトリーによるリウマチ因子定量法の臨床的有用性
著者: 江崎一子1 延永正1
所属機関: 1九州大学生体防御医学研究所臨床免疫学部門
ページ範囲:P.205 - P.207
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リウマチ因子(RF)の測定法に関しては,これまでに数多くの報告がある.
検査室で一般的に用いられている方法は,ラテックス凝集反応(LFT)1)やWaaler-Rose反応2)などであるが,これらの方法ではRFの絶対量の比較が困難である.一方,最近ではラジオイムノアッセイ(RIA)法や酵素抗体法の開発に伴い,RFを免疫グロブリンクラス別に測定することも可能になってきた3,4).しかし,RIA法や酵素抗体法は特殊抗血清を必要とすることや,反応に時間と手間がかかることなどから,一般検査にはより簡便な定量法の開発が望まれている.
リウマチ因子(RF)の測定法に関しては,これまでに数多くの報告がある.
検査室で一般的に用いられている方法は,ラテックス凝集反応(LFT)1)やWaaler-Rose反応2)などであるが,これらの方法ではRFの絶対量の比較が困難である.一方,最近ではラジオイムノアッセイ(RIA)法や酵素抗体法の開発に伴い,RFを免疫グロブリンクラス別に測定することも可能になってきた3,4).しかし,RIA法や酵素抗体法は特殊抗血清を必要とすることや,反応に時間と手間がかかることなどから,一般検査にはより簡便な定量法の開発が望まれている.
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