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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻3号

1984年03月発行

文献概要

講座・リンパ球の検査・3

IL 1, IL 2の測定法

著者: 笠原忠1 向田直史2

所属機関: 1自治医科大学医動物学 2自治医科大学臨床病理学

ページ範囲:P.328 - P.337

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はじめに
 リンパ球やマクロファージはマイトーゲンや抗原の刺激を受けると種々の可溶性因子を放出し,これらは種々の免疫反応や炎症反応における細胞間相互作用のメディエーターとして働く.リンパ球やマクロファージから放出される因子はそれぞれ,リンホカインやモノカインとも呼ばれてきた.現在では,T細胞から放出される因子のうちthymocyte mitogenic factor (TMF),co-stim-ulator, killer cell helper factor (KHF),secon-dary cytotoxic T cell-inducing factor (SCIF)はT cell growth factor (TCGF)と物理化学的に同一であるとされインターロイキン2(IL2)と呼び,またマクロファージから放出される因子のうちmitogenic protein (MP),helper peak-1(HP−1),Tcell replacing factorⅢ(TRF-Ⅲ),T cell-replacing factor macrophage (TRFM),B cellactivating factor(BAF),B cell differentiatingfactor(BDF)はlymphocyte activating factor(LAF)と同一であるとされ,IL 1と呼ぶことが提唱されている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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