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研究
異なる導出法による聴性中潜時反応の比較
著者: 吉良保彦1 門林岩雄1 豊島明照2 西島英利3
所属機関: 1京都府立城陽心身障害者福祉センター附属病院 2追手門学院大学心理学教室 3京都府立医科大学精神医学教室
ページ範囲:P.345 - P.347
文献購入ページに移動検査室で通常行う脳波検査では,主に自発性活動としての周期性活動と発作性異常とを知りうるのみであるが,誘発反応加算法が開発されて以来,刺激に対する脳の誘発反応の記録が臨床的に行われるようになってきた.
種々の誘発反応が研究されてきたが,中でも聴覚誘発反応は通常の聴性大脳誘発反応(auditory evokedresponse)のほかに,より速い成分である潜時8ミリ秒までの聴性脳幹反応1〜3)(auditory brain stem re-sponse)と,潜時8ミリ秒以降50ミリ秒までの聴性中潜時反応4〜11)(auditory middle latency response)とが存在することが知られてきた.
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