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今月の主題 呼吸と循環(生理検査) 技術解説
RI心プールスキャンによる右心機能の評価
著者: 桂川茂彦1 高橋恒男1
所属機関: 1岩手医科大学放射線医学教室
ページ範囲:P.373 - P.379
文献購入ページに移動 近年,右心機能の本質が徐々に明らかとなるに従い,各種心疾患および肺疾患などにおける右心機能に関心が集まってきているが,基本的な計測である右室容量の算出は,その解剖学的特異性のために,これまで困難とされてきた.しかし,99mTc標識ヒト血清アルブミンあるいは99mTc標識赤血球をRIトレーサーとして用いた心プールスキャン法は,プール血液量に比例したカウント数が得られるため,複雑な形態を有した右室容量の算出には有効な手段となる.
ここではRI心プールスキャン法を右心機能の評価に適用する場合の基本的装置,心プール用放射性医薬品,データ収集の実際およびコンピューターを利用した右室駆出分画の算出法を述べ,さらに刺激伝導系異常の客観的評価に多大な成果をあげている位相解析法を解説し,最後にこれらを適用した臨床例を紹介する.
ここではRI心プールスキャン法を右心機能の評価に適用する場合の基本的装置,心プール用放射性医薬品,データ収集の実際およびコンピューターを利用した右室駆出分画の算出法を述べ,さらに刺激伝導系異常の客観的評価に多大な成果をあげている位相解析法を解説し,最後にこれらを適用した臨床例を紹介する.
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