icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻4号

1984年04月発行

資料

各種疾患における血清フェリチン値測定の意義

著者: 白石正孝1 杉原ゆう子1 永原慶子1 板鼻文子2 名越温古3

所属機関: 1東京慈恵会医科大学青戸分院RIA検査室 2東京慈恵会医科大学内科第三研究室 3東京慈恵会医科大学内科

ページ範囲:P.459 - P.463

文献概要

 Laufbergerによりウマ脾フェリチンが分離されて以来1)種々の臓器にフェリチンが存在することが報告された2).一方血清中にも微量のフェリチンが存在することが明らかにされ3)超微量定量法である2-site immunoradiometric assayが開発された4,5)
 血清フェリチンは体内貯蔵鉄量を反映すると言われ6),鉄欠乏や鉄過剰状態の指標に有用と考えられている7,8,9).肝疾患時には,障害された肝細胞からの血中へのフェリチン逸脱が報告され10,11),肝疾患の程度と血中フェリチンの上昇の関係が数多くの報告にみられる6,12,13),また,種々の悪性腫瘍においてはTumor markerとしての臨床的意義が注目されてきた14,15,16)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら