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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻8号

1984年08月発行

文献概要

編集者への手紙

Gastrointestinal Bleedingの新しい検出法を目指して—変性,未変性ヘモグロビン抗体を用いて

著者: 下仲基之1 萩原啓実1 稲田祐二1

所属機関: 1東京工業大学理学部化学科生物化学教室

ページ範囲:P.980 - P.980

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1.はじめに
 排泄物中の潜血は消化管内の潰瘍,癌腫などによる出血と密接な関係がある.特に,わが国の死亡原因の一位を占める癌に関してはその70%近くが消化器系のものであり(1980年現在),これらを治療するためには,その早期発見がきわめて重要である.そこでこれらの早期発見,さらにはその部位予測の一つの指針としてGastrointestinal Bleeding(消化管内出血)の検出による診断法が非常に有効な糸口となると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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