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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻8号

1984年08月発行

編集者への手紙

編集委員会よりのコメント フリーアクセス

著者: 林康之

ページ範囲:P.981 - P.981

文献概要

 本文はClin.Chim.Acta,136,245〜249,1984に掲載されたものを,わが国の臨床検査領域に働くものに広く紹介する目的で,特に投稿いただいたものである.
 従来の潜血反応が特異性に欠け,鋭敏度の高いものほど厳重な食事制限を必要としたことを考えると,本文のEIA法は非常に特異性が高い.また本法の検出感度が1〜100pgと記されているが,従来法の検出感度は計算するとだいたい1〜10ngなので,オーダーが1段違う.つまり,従来の潜血反応よりは確かに方法原理として優れている.また,本法と同様なサンドイッチ法による試薬キットもスウェーデンのLabsystems社から1983年以降市販されており,われわれも少数検体ではあるが試用した.ただ,本キットは未変性ヘモグロビンのみか,変性ヘモグロビンなのか,両者を含むのかは明示されていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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