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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻1号

1985年01月発行

文献概要

シリーズ・癌細胞診・1【新連載】

甲状腺腫瘍(穿刺吸引生検法)

著者: 島寛人1 多羅尾信2 三浦清3 高橋正宜4

所属機関: 1岐阜大学医学部第3内科 2岐阜日本赤十字病院外科 3岐阜大学医学部第3内科 4岐阜大学医学部第1病理学

ページ範囲:P.67 - P.70

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 結節性甲状腺腫における穿刺吸引細胞診は,従来の針生検法に比し合併症などが少なく,また,煩雑な操作を必要とせず簡便に行えるので,最近,多くの施設にてその有用性が認識され,適用されている.しかしながら,甲状腺癌は他の部位の癌に比し,細胞異型に乏しく,しばしば良性・悪性の判断に苦慮する症例に遭遇する.そこで,本稿では,結節性甲状腺腫における穿刺吸引細胞診の実際と,当施設にて経験した若干の症例を供覧し,その細胞形態学的特徴を検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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