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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻1号

1985年01月発行

文献概要

研究

血清アミラーゼアイソザイム分画値の年齢による変動と臨床的検討

著者: 谷島清郎1 本間啓子1 河合昂三2

所属機関: 1金沢大学医療技術短期大学部 2富山県厚生連高岡病院第1内科

ページ範囲:P.75 - P.78

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緒言
 健常者における血清のアミラーゼアイソザイムの分画値は,現在,報告者によって異なり,膵アミラーゼ(以下P)が高く唾液アミラーゼ(以下S)が低いとする場合1〜3),また,その逆の場合4〜6)などの報告がみられる.しかし,アミラーゼアイソザイム分析は,手技の簡易化や膵炎などの診断における重要性に伴って多用されるようになっており,このような不一致はおろそかにできない.そこで,これらPとSとの健常時における分画値を正確に把握するため,できるだけ再現性の良い分析法を用いて吟味した結果,年齢によって分画値に差のあることが明らかとなったので報告し,併せて,二,三の疾患についての検討を基に,この年齢差を考慮した診断の必要性を考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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