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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻1号

1985年01月発行

文献概要

研究

新しいCandida用簡易液体培地による口腔清掃効果の判定について

著者: 谷口晶英1 駒井正1 浜田驍1 藤本正之2 吉田勲2

所属機関: 1鳥取大学医学部歯科口腔外科学教室 2兵庫県登録衛生検査センター

ページ範囲:P.79 - P.82

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はじめに
 人口の高齢化が進行する中で,老人医療,とりわけ寝たきり老人の医療の問題が多くの課題を提起し,現在に至っている.
 歯科医療においても例外ではなく,障害者の歯科医療をどう進めるか,という観点から,寝たきり老人の歯科医療について,その体系化が急がれている.そこで著者らは,地域中核病院である私立吉川病院のスタッフの協力を得て,寝たきり老人入院患者の口腔衛生状態を把握し,その改善の方向を明らかにするために,寝たきり老人入院患者の口腔清掃を行い,その効果について検討を加えた.また,口腔清掃効果の客観的評価の方法として,Candidaの菌数を反映する新しいCandida用簡易液体培地(ストマスタット,三金工業(株))を使用し,疫学的調査におけるCandidaの意義とその菌種同定手順について若干の知見を得るに至った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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