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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻11号

1985年11月発行

文献概要

特集 リポ蛋白・脂質代謝と臨床検査 3 脂質検査

4.総脂質

著者: 仁科甫啓1

所属機関: 1虎の門病院生化学科,臨床化学検査部

ページ範囲:P.1298 - P.1300

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はじめに
 総脂質とはコレステロール,中性脂肪,リン脂質などの総和を指す.
 かつての化学法ではコレステロール,中性脂肪などを単独に測定するのには長時間と高度の熟練を要し,日常検査として実施するのには多くの解決すべき問題点があったため,それぞれの脂肪成分を求める前に総脂質値が求められた.酵素法の出現によって,各脂質成分が短時間で容易に測定されるようになって,総脂質測定の意義が薄れてきている.しかし,脂質代謝を総括的に把握するためには,総脂質測定の意義は重要である.ここでは総脂質測定法について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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