文献詳細
特集 リポ蛋白・脂質代謝と臨床検査
3 脂質検査
文献概要
はじめに
総脂質とはコレステロール,中性脂肪,リン脂質などの総和を指す.
かつての化学法ではコレステロール,中性脂肪などを単独に測定するのには長時間と高度の熟練を要し,日常検査として実施するのには多くの解決すべき問題点があったため,それぞれの脂肪成分を求める前に総脂質値が求められた.酵素法の出現によって,各脂質成分が短時間で容易に測定されるようになって,総脂質測定の意義が薄れてきている.しかし,脂質代謝を総括的に把握するためには,総脂質測定の意義は重要である.ここでは総脂質測定法について解説する.
総脂質とはコレステロール,中性脂肪,リン脂質などの総和を指す.
かつての化学法ではコレステロール,中性脂肪などを単独に測定するのには長時間と高度の熟練を要し,日常検査として実施するのには多くの解決すべき問題点があったため,それぞれの脂肪成分を求める前に総脂質値が求められた.酵素法の出現によって,各脂質成分が短時間で容易に測定されるようになって,総脂質測定の意義が薄れてきている.しかし,脂質代謝を総括的に把握するためには,総脂質測定の意義は重要である.ここでは総脂質測定法について解説する.
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