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リポ蛋白と免疫
著者: 櫻林郁之介1
所属機関: 1自治医大・臨床病理
ページ範囲:P.1311 - P.1311
文献購入ページに移動 リポ蛋白と免疫機能との関係について,近年いくつかの注目すべき研究がなされているので紹介しよう.
1971年,Chanらはマウス骨髄細胞によるコロニー刺激因子の研究を行っていたところ,血清中にその因子を抑制する物質があることを発見し,この物質が超遠心にてVLDL,LDL分画にあることを1974年になりGranstromらが発表した.その後1980年になり,Zuckerらがこの抑制作用はVLDLが最も強く,その作用機序としてはエリスロポエチンの作用抑制とDNA合成抑制によるものであることを見いだし,同時にLDLやHDLにこの作用がないことを報告した.
1971年,Chanらはマウス骨髄細胞によるコロニー刺激因子の研究を行っていたところ,血清中にその因子を抑制する物質があることを発見し,この物質が超遠心にてVLDL,LDL分画にあることを1974年になりGranstromらが発表した.その後1980年になり,Zuckerらがこの抑制作用はVLDLが最も強く,その作用機序としてはエリスロポエチンの作用抑制とDNA合成抑制によるものであることを見いだし,同時にLDLやHDLにこの作用がないことを報告した.
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