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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻11号

1985年11月発行

特集 リポ蛋白・脂質代謝と臨床検査

4 リポ蛋白

3.電気泳動法によるリポ蛋白分画法—2)アガロースゲル

著者: 芝紀代子12

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部 2医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.1335 - P.1340

文献概要

測定法の概要
 アガロースゲルを支持体とするリポ蛋白分画法は,1968年Noble1)やKalabら2)により最初に報告されている.Nobleはウシアルブミンを加えたアガロースゲルを支持体として,ズダンブラックBで染色し,一方Kalabらは0.45%寒天を支持体として,Fat Red7BとOil Red Oを混合した色素を用いて染色を行っている.
 アガロースを支持体とするリポ蛋白の染色には,ほぼ脂溶性色素が用いられている.オゾン化Schiff染色ではアガロースに含まれる水分により,安定な値が得られないためと報告されている3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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