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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻11号

1985年11月発行

文献概要

特集 リポ蛋白・脂質代謝と臨床検査 4 リポ蛋白

3.電気泳動法によるリポ蛋白分画法—3)ポリアクリルアミドゲル

著者: 藤田政之1

所属機関: 1(株)東京クリニカルラボラトリー

ページ範囲:P.1341 - P.1343

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はじめに
 ポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動は,OrnsteinとDavisら1)により開発され,ポリアクリルアミドの分子ふるい効果,不連続緩衝液の使用などにより分離能のたいへん優れた分析法である.血清リポ蛋白への応用はNarayanら2)(1966)により行われ,今日も広く用いられているが,ゲル作製,泳動の条件により泳動像が変化しやすく,また染色,定量,保存に関し問題もあり,平板法や薄層平板法などが用いられることも多い.本稿ではNarayan法を基に,筆者らの経験などを含めたリポ蛋白の分離法について記す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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