文献詳細
話題
文献概要
生体内におけるLDLの異化は,主にレセプター依存性経路とレセプター非依存性経路によって行われる.
前者は細胞表面に存在するアポBに特異的な親和性をもつレセプターを介して行われる.このLDLレセプターは生体内の各組織表面細胞でみられる.例えばヒト線維芽細胞は,細胞1個当たり2万〜5万個のレセプターをもっている.このレセプターに対するLDLの結合はアポBのリジンやアルギニン残基を介して行われる.リジン残基を無水酢酸,ジケトンやcyanoborohydrideで処理されたLDLは,もはやレセプターへの結合を起こさない.
前者は細胞表面に存在するアポBに特異的な親和性をもつレセプターを介して行われる.このLDLレセプターは生体内の各組織表面細胞でみられる.例えばヒト線維芽細胞は,細胞1個当たり2万〜5万個のレセプターをもっている.このレセプターに対するLDLの結合はアポBのリジンやアルギニン残基を介して行われる.リジン残基を無水酢酸,ジケトンやcyanoborohydrideで処理されたLDLは,もはやレセプターへの結合を起こさない.
掲載誌情報