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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻11号

1985年11月発行

文献概要

特集 リポ蛋白・脂質代謝と臨床検査 6 酵素

1.リポ蛋白リパーゼ(LPL)

著者: 村勢敏郎1

所属機関: 1東京大学医学部第三内科

ページ範囲:P.1432 - P.1434

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はじめに
 カイロミクロンおよび超低比重リポ蛋白(VLDL)のカタボリズムの最初のステップは,末梢組織におけるトリグリセライド(TG)の加水分解反応に始まるが,この反応を触媒している酵素がリポ蛋白リパーゼ(lipoprotein lipase;LPL)である.すなわち,LPLの生理的な役割は血漿リポ蛋白—TGを異化することにある.臨床的に,高TG血症の成因を検討しようとする場合,特にTGの処理機構に障害があるか否かを評価する場合には,この酵素活性を測定することが必要になってくる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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