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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻11号

1985年11月発行

文献概要

話題

インスタント食品と過酸化脂質

著者: 板倉弘重12 加賀綾子1

所属機関: 1国立栄養研究所 2東京大・第三内科

ページ範囲:P.1442 - P.1442

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 油脂を用いた加工食品は多数市販されている.油脂が空気に触れると過酸化物が生成してくるが,過酸化脂質が問題となっている食品には,即席ラーメン,ポテトチップス,揚げ菓子,魚の干物,レトルト食品,缶詰などさまざまなものがある.
 1964年(昭和39年)夏に過酸化脂質の増加した即席ラーメンを食べて食中毒症状を引き起こした事件があった.その後,油菓子にも過酸化物価の高いものがあり,食品中の油脂酸敗による障害を防止するために,1977年(昭和52年)厚生省は油脂利用食品の酸化許容基準を定めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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