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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻11号

1985年11月発行

文献概要

人物

R.W.Mahley

著者: 北徹1

所属機関: 1京都大・第三内科

ページ範囲:P.1446 - P.1446

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 III型高脂血症の原因がアポ蛋白Eの異常によって惹起されることを明らかにしたRobert W. Mahleyは1940年に生まれ,ワシントン医科大学(セントルイス)を卒業したM. D.,Ph. D.である.NIHのFry博士らとイヌを用いたatherosclerosisの研究を主に病理学的な面から行っていたが,ヒトのIII型高脂血症がアポ蛋白Eの異常によって起こることを明らかにした.
 1970年代後半にカリフォルニア大学(サンフランシスコ)のグラッドストン財団にdirectorとして移ってから,Weisgraberとともにアポ蛋白Eのアミノ酸構造を決定し,III型高脂血症の多くの症例はアポ蛋白Eの158番目のアミノ酸がArgやCysに変わったために起こることを明らかにし1),一躍有名になった.以後,次々にアポ蛋白Eの亜型を発表している2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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