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人物
D. Steinberg
著者: 北徹1
所属機関: 1京都大・第三内科
ページ範囲:P.1506 - P.1506
文献購入ページに移動 Refsum症候群の病因を明らかにした1)Daniel Steinbergは,カナダのウインザーで1922年に生まれた.1941年ウェイン(Wayne)大学を卒業したM.D.で,1944年にハーバード大学でPh.D.を修得している.1952年NIHに移り,1953〜1968年の間,代謝部門の主任研究員であった.1968年サンディエゴ大学の教授になった.現在は米国国立科学アカデミーの会員でもある.
彼の仕事もほぼ一貫して脂質代謝の研究が中心であるが,最近では,〔14C〕ショ糖-LDLを用いた実験から血中LDLの代謝の中心臓器は肝臓であることを明らかにしている5).またLDL受容体を介さない,いわゆるスカベンジャー経路についても精力的に研究しており,endothelial modified LDL6),oxidized LDL7)のatherogenesityにおける役割などの仕事がある.また臨床的には,1979年normotriglyceridemic abetalipoproteinemiaを発見している8).
彼の仕事もほぼ一貫して脂質代謝の研究が中心であるが,最近では,〔14C〕ショ糖-LDLを用いた実験から血中LDLの代謝の中心臓器は肝臓であることを明らかにしている5).またLDL受容体を介さない,いわゆるスカベンジャー経路についても精力的に研究しており,endothelial modified LDL6),oxidized LDL7)のatherogenesityにおける役割などの仕事がある.また臨床的には,1979年normotriglyceridemic abetalipoproteinemiaを発見している8).
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