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特集 リポ蛋白・脂質代謝と臨床検査 10 先天性脂質代謝異常
2.先天性酵素欠損症—2)LCAT欠損症
著者: 内藤周幸1
所属機関: 1東京逓信病院内科
ページ範囲:P.1519 - P.1523
文献購入ページに移動LCAT欠損症とは
1.概念
LCAT欠損症とは,肝で生成され,血流中で作用し,肝で異化されるレシチン:コレステロール・アシルトランスフェラーゼ(lecithin:cholesterol acyltransferase:LCAT)と呼ばれる酵素(EC2.3.1.43)の先天的な欠損(活性低下)によって惹起される病態で,常染色体性劣性遺伝である.その遺伝子の座はハプトグロビン(16q22)の近く,すなわち16番の染色体上にあると考えられている.
1.概念
LCAT欠損症とは,肝で生成され,血流中で作用し,肝で異化されるレシチン:コレステロール・アシルトランスフェラーゼ(lecithin:cholesterol acyltransferase:LCAT)と呼ばれる酵素(EC2.3.1.43)の先天的な欠損(活性低下)によって惹起される病態で,常染色体性劣性遺伝である.その遺伝子の座はハプトグロビン(16q22)の近く,すなわち16番の染色体上にあると考えられている.
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