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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻11号

1985年11月発行

文献概要

特集 リポ蛋白・脂質代謝と臨床検査 10 先天性脂質代謝異常

5.長寿症候群

著者: 及川孝光1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.1537 - P.1541

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はじめに
 近年の脂質代謝研究の進展により,動脈硬化(特にアテローム硬化)における血中各リポ蛋白の役割が明確になりつつある.本症候群は1976年,米国のGlueckら1)が提唱した概念であり,特異な脂質像を呈する症例を寿命の面から検討している.本稿では,まず本症候群の中心を成す家族性高αリポ蛋白(HDL)血症(familial hyperalphalipoproteinemia)について述べ,また家族性低βリポ蛋白(LDL)血症についても概説し,さらに,脂質代謝および動脈硬化における本症候群の臨床的意義につき解説を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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