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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻12号

1985年11月発行

文献概要

今月の主題 細菌同定の迅速化へのアプローチ 技術解説

ガスクロマトグラフイーによる細菌同定の迅速化

著者: 辨野義己1

所属機関: 1理化学研究所動物薬理研究室

ページ範囲:P.1618 - P.1623

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 細菌,特に嫌気性菌の分類・同定にはガスクロマトグラフィーによる培養液中の代謝産物—アルコール類,揮発性脂肪酸,乳酸およびコハク酸—の定性・定量分析が必須である.これらは嫌気性Gram陽性球菌やClostridiumの分類・同定に必須であるばかりでなく,嫌気性Gram陽性桿菌の菌属間の区別にも重要な性状である.本稿では,嫌気性菌の分類・同定にガスクロマトグラフィーを用いるために,試料の処理法,培養液中の代謝産物の解析法を述べるとともに,各種菌種による代謝物パターンの特徴を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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