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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻12号

1985年11月発行

文献概要

今月の主題 細菌同定の迅速化へのアプローチ 技術解説

細菌検査自動化機器とその評価

著者: 古田格1

所属機関: 1近畿大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.1636 - P.1642

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 細菌検査の領域においても,自動化に対する関心は高い.それは,以前とは比較にならないほど多くの検体が検査室に提出される今日にあって,自動化を行わなければ十分に対応できないからである.
 従来から行われてきた用手法は,検査効率が悪く,検査には多くの検査時間と人員とを必要とするので,当然効率良く,短時間で検査を行える方法が必要となる.これを解決するためには,自動機器の力を借りなければならない.しかしながら,細菌検査の自動化は,細菌検査を行った方々であるならば,その困難さが想像できよう.細菌同定を行う場合には,細菌の種類により培養法,使用する分離培地や検査項目が異なり,これらを画一的な方法で検査し,同定することは不可能であるためである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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