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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻12号

1985年11月発行

文献概要

今月の主題 細菌同定の迅速化へのアプローチ 座談会

医学細菌学における近代細菌分類学の利用度とギャップ

著者: 播金収1 小栗豊子2 島田馨3 松本慶蔵4 藪内英子5 小酒井望6

所属機関: 1奈良県立医大附属病院中央検査室細菌検査 2順天堂大学附属順天堂医院中央臨床検査室細菌検査 3東京大学医科学研究所感染症研究部 4長崎大学熱帯医学研究所 5岐阜大学医学部微生物学教室 6順天堂大学医学部附属浦安病院

ページ範囲:P.1658 - P.1667

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 細菌分類学は絶えず進歩する.国際的な新しい分類体系が決まると,細菌の属名,種名が変更されることは珍しくない.細菌検査を担当する臨床検査室は,改訂された新分類にどう対応するか,そして臨床検査室の利用者である臨床医に,新分類をどう徹底していくかが問題である.細菌の簡易同定キットが幾種類も市販され,それらは新分類に合わせて改訂されるから,検査室の新分類への対応は困難ではない.しかし,同定キットには限界があることを知っていなければならない.そして,検査室は臨床との連携,情報交換を密にしておけば,新しい分類体系も円滑に臨床医に受け入れられるであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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