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これからの臨床検査の動向・5
免疫血清検査
著者: 東條毅1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部内科
ページ範囲:P.1671 - P.1676
文献購入ページに移動はじめに
免疫血清学は,臨床検査の多くの部門にわたって応用されている.抗原抗体反応を利用した特異的な検出法は,その利用価値がきわめて高い.モノクローナル抗体が実用化してくる今後は,この免疫学的特異性を使った臨床検査が,多方面に拡大するものと予測される.
本稿では,主として血清反応の検査に限定した.これからの動向を述べるに当たっては,検査室からのデータを受け取る臨床医の立場を主とするものとした.したがって,全体の動向を十分に把握できていない危惧が大きい.これを補う意味で,筆者が直接に関与している抗核抗体検査を取り上げて,その動向を詳述した.これによって,免疫血清学全体の動向を探る指標の一つとなれば幸いである.
免疫血清学は,臨床検査の多くの部門にわたって応用されている.抗原抗体反応を利用した特異的な検出法は,その利用価値がきわめて高い.モノクローナル抗体が実用化してくる今後は,この免疫学的特異性を使った臨床検査が,多方面に拡大するものと予測される.
本稿では,主として血清反応の検査に限定した.これからの動向を述べるに当たっては,検査室からのデータを受け取る臨床医の立場を主とするものとした.したがって,全体の動向を十分に把握できていない危惧が大きい.これを補う意味で,筆者が直接に関与している抗核抗体検査を取り上げて,その動向を詳述した.これによって,免疫血清学全体の動向を探る指標の一つとなれば幸いである.
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