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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻12号

1985年11月発行

文献概要

編集者への手紙

尿蛋白質定量に関する編集者への手紙を読んで

著者: 斎藤正行1

所属機関: 1北里大学医学部臨床病理学

ページ範囲:P.1716 - P.1716

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 これは正直たいへん難しい問題で,皆からいろんな方法が発表されています.古くて今でも用いられているものにはそれなりの歴史に耐える理由とか,その国のユーザー(臨床医)の考えかたを含めて「良さ」があるからでしょう.欧州のある国では今でもEsbach管が定量法としていちばん多く用いられています.
 一方,いろんな人から次々と方法が発表されることは逆に,この物質の測定法に指摘のような問題点がたくさんあるのでしょう.私のファイルに「誌上論争の続く尿蛋白質測定法」という大阪市立大学中氏のおもしろい記事がありました1).どれが正しいのか私にはわかりません.この問題を私も本誌(22,214〜216,1978),Medical Technology誌(6,819,1978)および学会誌上2)で述べたこともありますが,ご覧いただけなかったようです.もちろん,何も新しい内容ではありません.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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