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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻4号

1985年04月発行

文献概要

今月の主題 まちがいやすいGram陽性菌の同定法 検査と疾患—その動きと考え方・100

非定型抗酸菌症

著者: 東村道雄1 外山春雄2

所属機関: 1国立療養所中部病院第一内科呼吸器科 2国立療養所中部病院

ページ範囲:P.415 - P.421

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非定型抗酸菌症の診断基準
 非定型抗酸菌症とは,結核菌以外の抗酸菌による感染症を言う.したがって,その診断には抗酸菌の分離同定が必須で,臨床検査の占める比重はきわめて重い.本症の診断には,永年の研究から定められた診断基準があり,これにより感染症の診断が下される.日本で広く用いられている診断基準は,国立療養所非定型抗酸菌症共同研究班(国療共研)(班長:東村道雄)の診断基準1)で,これは表1に示すごときものである.
 この診断基準は,束村2)の診断基準案を少しく修正したものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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