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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻4号

1985年04月発行

今月の主題 まちがいやすいGram陽性菌の同定法

座談会

好気条件で発育するGram陽性菌の分類・同定の現状と問題点

著者: 江崎孝行1 東堤稔2 矢野郁也3 藪内英子4

所属機関: 1岐阜大学医学部微生物学教室 2(財)阪大微生物病研究会臨床検査部 3新潟大学医学部細菌学教室 4岐阜大学医学部微生物学教室

ページ範囲:P.422 - P.432

文献概要

 炭疽,ジフテリア,破傷風,産褥熱などの原因菌はいずれも1800年代の終わり頃に発見され,その病原性が確認されたGram陽性菌である.その後約100年を経た今日,Gram陽性型の細胞壁をもつ細菌は,放線菌とその類縁菌を含めて,Firmicutes門として原核生物界の最上位の分類群となった.しかし,その内部の分類には多くの問題点があり,したがって患者由来株の同定に難渋することもしばしばである.このような点を踏まえて,好気条件で発育するGram陽性菌の分類の現状と分離菌株同定の手がかりについて話し合っていただく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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