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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻4号

1985年04月発行

文献概要

シリーズ・癌細胞診・4

子宮体部癌

著者: 野澤志朗1 秋葉隆三1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.449 - P.452

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1.はじめに
 子宮内膜腺癌を細胞診で診断する場合に,一般的な腫瘍細胞診と同様の手順で観察することは言うまでもない.
 子宮内膜細胞の採取法は,膣プールスメアーでみる場合と,直接細胞採取法とがある.後者はキュレット,ブラシ,その他の器具を用いてのスタンプスメアーと,腔内吸引法,腔内洗浄法などが行われている.膣プールスメアーでは検出率は50%以下と低率で,出現する癌細胞も変性していることが多く,判定に困難なことがあるため子宮内膜腺癌を疑ったら直接細胞採取法を行うべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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