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研究
高脂血および動脈硬化症の生化学的指標としての血清LCAT活性について
著者: 江尻美智子1 馬庭良子1 比佐哲夫2 古関正意1
所属機関: 1福島県衛生公害研究所保健部 2福島県保健衛生協会
ページ範囲:P.453 - P.456
文献購入ページに移動従来,脂血症や動脈硬化などの臨床生化学的指標として血清総コレステロール(T-Chol)あるいはHDL—コレステロールなどが重要指標の一つとされてきたが,これら指標の意義については再検討を要するとの意見も出され,アポリポ蛋白質を指標とする評価,あるいはHDLの亜分画の分別定量による評価法などが用いられる傾向にある.LCATはこれら血清リポ蛋白質関連諸成分の動態を方向付ける重要因子であり,脂血,動脈硬化などの病態解析の観点からは無視することのできない要素と考える.
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