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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻4号

1985年04月発行

研究

赤血球凝集抑制反応(HI)試験と受身赤血球凝集反応(PHA)試験との併用による単一血清での風疹の診断の試み

著者: 佐藤浩司1 田島孝壽1 井上栄2

所属機関: 1相互生物医学研究所 2国立公衆衛生院微生物学部

ページ範囲:P.457 - P.461

文献概要

はじめに
 風疹は軽症の小児感染症であるが,妊婦が罹患した場合に先天異常児を出産する危険性があるため,近年特に重要視されている.
 風疹ウイルス感染の血清学的検査法は1967年,Stewartら1)によって赤血球凝集抑制反応(HI)試験が発表されて以来,マイクロ化などの種々の改良が加えられてきた.さらに血清中の非特異赤血球凝集抑制物質(インヒビター)除去のためのカオリン処理もマイクロ化され2,3),費用,時間も節約されるようになった.最近は酵素免疫吸着測定法(ELISA)によるIgGおよびIgM抗体の分別測定法が開発されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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