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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻5号

1985年05月発行

文献概要

資料

Marquette ECG Analysis ProgramとBonner Program Version 2による心電図自動診断結果の検討—調律異常診断を中心に

著者: 荒谷清1 田中由美1 井上和子1 小林利次1

所属機関: 1産業医科大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.585 - P.590

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はじめに
 1960年代初めごろより行われてきたコンピューターによる心電図自動解析の研究は,近年実用化に向けて急速に発展し,現在では臨床用としてミニコンピューター・マイクロコンピューターを応用した数多くの解析システムが開発され,健診用・集検用として普及している1〜3).その診断精度においてはおのおののプログラムについて多くの報告がなされ4〜10),各プログラムの特徴が明らかにされている.著者らもIBM Bonner Program Version 2での期外収縮の診断率について検討し,診断の信頼性およびプログラムの特徴を報告した4)
 今回は,調律異常の中でも特に出現頻度の高い期外収縮,心房粗・細動および心室内伝導異常を中心に,IBM Bonner Program Version 2と米国Marquette社が最近開発したMarquette ECG analysis Programでの自動解析の診断率の比較検討を行い,それらの診断精度,信頼性,限界について考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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