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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻6号

1985年06月発行

文献概要

今月の主題 黄疸 カラーグラフ

肝生検の組織化学

著者: 市田文弘1 野本実1 渡辺俊明1 上村朝輝1 高橋達1

所属機関: 1新潟大学医学部第三内科学教室

ページ範囲:P.614 - P.616

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 肝疾患の診断に関する最近の進歩はめざましいものがあり,血中の各種酵素をはじめとする血液生化学検査法,A型およびB型ウィルス肝炎に関連する各種ウイルスマーカーの測定,免疫学的には血中の自己抗体の測定やリンパ球を用いた細胞性免疫の検索,腫瘍マーカーの測定,超音波検査法,シンチスキャン,CT,血管造影などの各種画像診断法などが広く用いられるようになってきた.これらの診断法を選択して施行することにより,疾患の存在診断は容易になり,また質的診断もある程度可能になった.しかしながら,慢性肝疾患においては病変の推移は肝生検による組織所見がもっとも有力な情報を与えてくれるものであり,また最終診断は組織所見によらなければならない肝疾患も多い.ここでは臨床的立場から免疫組織化学も含めいくつかの組織化学的問題をとりあげてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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