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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻6号

1985年06月発行

文献概要

研究

各種グリコヘモグロビン測定法における不安定グリコヘモグロビン,HbF,アスピリンの影響

著者: 小田幸生1 西川恵英子1 中塚親司1

所属機関: 1PL病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.712 - P.716

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はじめに
 糖尿病患者の長期血糖コントロールの指標としてグリコHb (glycosylated hemoglobin)が注目され急速に広まってきた1).またその測定法もミニカラム法2),電気泳動法3),自動化法4)など種々の方法が用いられている.グリコHb測定には測定法により測定温度の影響,緩衝液pH,乳び,ビリルビン,不安定グリコHb,HbF,アセチル化Hbなど測定値に影響を及ぼす多くの要因が存在する5).今回,われわれは,これらの要因の中で不安定グリコHb,HbF,アセチル化Hbの測定値への影響についてグリコHbの測定原理の異なるミニカラム法2),電気泳動法3),高速液体クロマトグラフィー(high performance liquid chromatography:HPLC)自動化法4),アフィニティークロマトグラフィー法6),バッチ法7),TBA比色法8)の各法を用いての測定,検討を行ったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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