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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻9号

1985年09月発行

文献概要

資料

DuPont acaジゴキシンの基本的検討

著者: 牧野祐子1 野上清信1 水野映二1 中甫1 清瀬闊1 田口逸夫2 井上善弘2

所属機関: 1三井記念病院中央検査部 2三井記念病院放射線科

ページ範囲:P.1103 - P.1106

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 強心薬として心疾患の治療に広く用いられているジゴキシンは,有効血中濃度域と中毒濃度域とが接近している.中毒症状である不整脈,消化器症状は,心疾患の悪化などで生じる症状と紛らわしいため,臨床症状,心電図検査と並んで,血中ジゴキシン濃度の測定は,臨床上,重要であると言われている.血中ジゴキシン濃度測定は,RIA法(radioimmunoassay),EIA法(enzymeimunoassay)が一般的であるが,これらの多くはいわゆるバッチ処理が原則で,検体ごとに随時測定を行う場合,測定ごとにキャリブレーションが必要なことから,操作性および経済的に難点を有している.今回,DuPont社のTDM (therapeutic drugmonitoring)シリーズの中にジゴキシン測定が加わったのを機会に,その基本的検討をDuPont aca IIを使用して行ったので,その結果を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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