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検査室で行なう実験動物の解剖法
著者: 市川収1
所属機関: 1農林省家畜衛生試験場研究第3部
ページ範囲:P.611 - P.620
文献購入ページに移動 検査室の業務の1つとして実験動物の解剖は大きなしごとであろう。栄養学,薬理学,生理学,微生物学,病理学など広い分野において,実験動物の生理および病理の観察が行なわれ,最後に実験動物を解体して生体におよぼす影響がしらべられる。実験動物の解剖学的図譜はよい参考書があり,部位,名称については詳しいが,解剖の方法について解明されたものは少ない。求めによつて実験動物(ウサギ,ラツテ,シロネズミ,マウス)の解剖法を説明してみる。ラツテについて一般的な解剖順序を示し,その他動物での特別なちがいを敷衍し,各臓器のところでは4つの動物の比較解剖的な問題について説明してゆきたい。
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