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文献詳細

雑誌文献

臨床検査3巻11号

1959年11月発行

文献概要

座談会

定性検査の最近の進歩

著者: 斎藤正行1 高岡要2 ジヨージ大河内3 天木一太4 松橋直5 高橋昭三6 松村義寛7

所属機関: 1東京大学医学部 2防衛庁陸幕衛生課 3日本大学医学部 4日本大学医学部比企内科 5東京大学 6東京大学医学部細菌学教室 7東京女子医大教授

ページ範囲:P.634 - P.644

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検査の方法も著しく進歩してきた
 松村 では天木先生からご紹介を……。
 天木 ジヨージ・大河内君をご紹介します。私どもの日本大学医学部の専門課程の1年におります。サンフランシスコの近くの人で1945年にバークレーにあるカリフオルニヤ大学に入り,まもなく兵隊にとられましたが,1947年から1951年まで4年間,同大学で細菌学を勉強しまして,バチェラー・オブ・アーツを得ました。その後,Donner Radiation Lab.(放射線研究所)その他の病院でテクニシヤンをしておりました。勉強の方も細菌学ばかりでは不十分なので,勤務しながら,カリフオルニヤ大学のSchool of Medicine (医学部)およびSchoo1of Medical Technology (医学技術学部)で約1年半の間テクニシヤンとしての講義と実習を受けました。得意な方面はbiophysics (生物物理学)といつておりますが,リポプロテインの仕事をしましたそうです。そのほか細菌学はよく勉強しているでしようし,exfoliative cytology (スミアの細胞学)も特に勉強したといつております。試験を受けてmedical technotogistとmedical technicianの両方のライセンス(免許)を持つているそうです。その後,医師になる希望をもちましたが,米国では間があいていると医学部に入れませんそうで,今春日本大学の医学部に入りました。卒業すると米国の医師国家試験が受けられるのだそうです。今日は米国の臨床検査について話して貰おうとおもつていつしよに参りました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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