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文献詳細

雑誌文献

臨床検査3巻11号

1959年11月発行

文献概要

新らしい検査法

氷結切片による迅速永久標本作製についての新工夫

著者: 宮本博泰1 太田邦夫1

所属機関: 1癌研究所病理部

ページ範囲:P.646 - P.647

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 氷結切片作製は迅速組織診断,ことに手術中の組織診断のために欠くべからざる手技であることはいうまでもないが,病理学者の側からは,その標本ができる限り見慣れたパラフイン切片にちかい所見をあらわしてくれること,並びに,術後の検索中にできあがるパラフイン切片標本と直接対比して,診断上の誤まりがないように,自らを訓練することを要望している。
 上の意味で,極めて迅速に,しかも透徹された永久標本をつくりあげることは病理技術者に要求されているわけである。私どもは癌研究所病理部で,日常この要求にこたえてほぼ4分間で,新鮮手術材料から標本を作成している。その過程としてわれわれの加えた新工夫の2・3を紹介しよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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