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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻1号

1986年01月発行

文献概要

今月の主題 新生児 技術解説

新生児モニター

著者: 前田一雄1 門野勉2 高嶋幸男3 安藤幸典3

所属機関: 1鳥取大学医学部産科婦人科学教室 2鳥取大学医学部小児科学教室 3鳥取大学医学部脳神経小児科学教室

ページ範囲:P.7 - P.13

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 新生児モニタリングには多くの装置が使われている.基本的なのは新生児監視装置であり,心電図,呼吸曲線,心拍数,呼吸数を表示し,それぞれ警報装置が付加されている.呼吸検出には一般にインピーダンス法が使われているが,将来は他の方法も検討考慮されるであろう.また,今後は瞬時心拍数表示が広く使われるであろう.経皮血中ガス測定装置(tcPO2tcPCO2)は広く普及し用いられている.体温は体表,体腔,深部の各種が測定される.血圧計測には新生児専用の血圧計(非観血)が必要である.未熟児頭蓋内出血検出や診断にCTや超音波断層法,頭蓋内圧連続測定,頭蓋内動脈血流測定が行われる.最近は呼気ガスモニターや体動モニターがある.脳機能監視に脳機能モニターや,脳波記録,脳幹反応がある.これらをすべて同時に用いるのでなく,病児の重症度,未熟児の未熟程度,その他の条件に応じて数段階に分け,組み合わせて用いる.電算機による新生児生体情報処理も行われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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