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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻1号

1986年01月発行

文献概要

今月の主題 新生児 技術解説

未熟児・新生児のサンプリング

著者: 柴田隆1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂伊豆長岡病院小児科

ページ範囲:P.21 - P.29

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 未熟児・新生児の医療は,現在,超未熟児,極小未熟児をはじめとして,重篤な病態にある未熟児・新生児に対して,呼吸・循環管理を中心とする高度の医療を24時間つねに行うNICUを中心に,医療の地域化体制がとられつつある.このような高度の医療がなされているNICUからは,当然のことながら,つねに多くの緊急検査が要求される.
 NICUで行われている医療の基本は,保温,栄養,感染予防,黄疸管理,体液管理および呼吸・循環管理である.これらの各項目についてその概略を述べた.次いで,NICUで実際に行っている検体検査の項目を取り上げて,頻度の高い順におのおのの必要性を述べ,具体的にどのように行っているかを解説した.最後に,検体採取の方法について,児の負担を最少限にとどめ,恒常状態でいかに検体採取を行うかを,動脈血採取,静脈血採取,末梢血採取に分け,特に動脈血採取の注意点を中心にして述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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