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シリーズ・癌細胞診・13
体腔液・1—各種高分化腺癌細胞の組織学的背景
著者: 桜井幹己1
所属機関: 1大阪大学医学部附属病院病理部
ページ範囲:P.71 - P.74
文献購入ページに移動 体腔液とは,一般に腹水,左右胸水,そして心嚢水を意味するが,広義にはさらに,脳脊髄液および関節液(滑液)を含む.正常状態の体腔液細胞診はありえない.異常が生じる原因としては,循環不全,炎症,腫瘍が主であり,本シリーズでは,腫瘍に絞って述べる.体腔液に現れる癌細胞は,まず転移性によると思ってよく,原発性としての中皮腫は非常にまれである.
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