icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻10号

1986年10月発行

文献概要

質疑応答

血液 多発性骨髄腫患者血液の特徴ある固まりかたの機序

著者: 河嶋文代 戸川敦1

所属機関: 1国立病院医療センター内科

ページ範囲:P.1160 - P.1161

文献購入ページに移動
 〔問〕IgG型多発性骨髄腫のある患者さんの血液が,採血後しばらくすると凝固の途中(?)の段階でこりこりに固まってしまい血清が全然分離されません.8ml採血してこのような状態になったものを遠心すると,最上部に血清様液体が500μl程度しみ出してくるので,その液体で何とか検査を行っています.データとしては,TP 11.0g/dl,Alb2.0g/dl,凝固系検査でプロトロンビン時間に軽度の延長がみられます.骨髄種患者ではたまにこのような状態が観察されますが,この機序についてご教示ください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?