文献詳細
文献概要
今月の主題 造血器 カラーグラフ
造血器疾患の酵素細胞・組織化学および免疫学的染色法
著者: 林祥剛1 浦野順文1
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.1472 - P.1474
文献購入ページに移動 造血器障害の鑑別診断には,その病変が反応性のものか,腫瘍性のものか,また異常を呈した細胞は顆粒球系かリンパ球系か,その成熟度はどの段階にあるかなどを決定しなければならない.血液細胞の性格決定には以前はペルオキシダーゼ,SudanブラックBなどの酵素化学染色が主であったが,モノクローナル抗体が開発された今日では,PAP (ペルオキシダーゼ—抗ペルオキシダーゼ)法,ABC (アヴィジンービオチン複合体)法などの免疫染色が盛んに行われるようになった.
掲載誌情報