文献詳細
シリーズ・超音波診断・11
文献概要
膀胱,前立腺などの骨盤内臓器の超音波診断は,得られる情報量,精度からいっても経直腸的,あるいは経尿道的走査法が優れていることは言うまでもない.しかし,それには専用の装置あるいは探触子が必要であり,かつ相応の準備や前処置を要するなどの煩雑さを伴うため,一般の診療施設でスクリーニングに用いるには多少難がある.
著者らは通常の腹部スクリーニング(肝・胆・膵・脾・腎)の一環として,経腹壁的膀胱部走査による骨盤内臓器の観察を実施しているが,本法はきわめて簡便であり,特殊な装置を要することもなく,一般診療施設における当該部のスクリーニングにはもっとも適していると考えられる.以下に,その手技および代表的症例を紹介する.
著者らは通常の腹部スクリーニング(肝・胆・膵・脾・腎)の一環として,経腹壁的膀胱部走査による骨盤内臓器の観察を実施しているが,本法はきわめて簡便であり,特殊な装置を要することもなく,一般診療施設における当該部のスクリーニングにはもっとも適していると考えられる.以下に,その手技および代表的症例を紹介する.
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