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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻12号

1986年11月発行

文献概要

資料

幼裂頭条虫症の1例

著者: 宮原道明1 清水万喜生2

所属機関: 1九州大学医療技術短期大学部 2清水整形外科医院

ページ範囲:P.1573 - P.1574

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 幼裂頭条虫症はManson裂頭条虫Spirometra erinaceiの幼虫の寄生により発症する.わが国では1980年までに242例報告されている10).福岡県においてもかなりの症例はあるものの誌上報告は少なく,久留米大学の4例2),陰嚢壁から摘出された症例3)と成虫の人体寄生例4)をみたに過ぎない.
 著者らは福岡県在住の39歳の女性から摘出された虫体を精査して,Manson裂頭条虫の幼虫であると同定した.本報ではその概要について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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