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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻2号

1986年02月発行

文献概要

今月の主題 免疫不全 技術解説

抗AIDSウイルス抗体

著者: 栗村敬1 川谷俊夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部ウイルス学教室

ページ範囲:P.125 - P.130

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 AIDSの原因がウイルスとわかり,病原ウイルスが1983年に分離されて以来,急速に抗AIDSウイルス抗体の測定は世界中の注目の的となった.抗体陽性者は100%,ウイルスキャリアーであることもあって血液のスクリーニングの意味でも血中抗体の測定は重要であることが認識され始めてきた.現実に用いられている方法にはウエスタンブロット法,間接蛍光抗体法,ELISA,Radioimmunoprecipitationがある.それぞれ特長があり,その目的に応じて使いわけ,ときには併用せねばならないこともある.偽陽性,偽陰性の問題,さらには必要とする装置や技術を考えて目的に適した方法の選択が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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