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今月の主題 凝固線溶系の新しい検査 技術解説
Bβ15-42の検査法
著者: 長谷川淳1 小熊豊1
所属機関: 1北海道大学医学部第1内科
ページ範囲:P.233 - P.239
文献購入ページに移動 ラジオイムノアッセイによるBβ15-42の測定には,クロラミンT法による125I標識抗原の作製,被検血漿の作製,標準抗原,抗血清の稀釈など,比較的煩雑で,正確な操作が要求される.本項ではこうした測定上の要点を解説し,すぐにもBβ15-42の測定を実践できるように心がけた.現在の測定キットでは残念ながらBβ1-42とBβ15—42とを鑑別できないが,プラスミンの作用を直接的に把握しえる指標として,多くの凝固線溶学的病態の解析にBβ(1)15-42測定の果たす役割は大きい.今後はますますBβ(1)15-42の測定が重要となると思われ,多くの施設での検討が期待される.
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