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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻5号

1986年05月発行

文献概要

今月の主題 消化と吸収 総説

消化管ホルモンと消化吸収

著者: 松尾裕1 岩崎有良1 相沢敏晴1 田川博之1 加納誠1 安田守秀1

所属機関: 1日本大学医学部第3内科

ページ範囲:P.485 - P.491

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はじめに
 消化吸収において重要な因子は消化管における消化液の分泌とそれによる消化,そして消化粥の胃→小腸→大腸に至る輸送,小腸粘膜における吸収機能,およびこれらの機能維持に必要な腸管における血流など種々の因子が挙げられる.
 これら消化液の分泌,消化管運動,血流などの調節は自律神経系を介するもののほかに消化管ホルモンによっても調節され,さらに消化管ホルモンは消化吸収された栄養素のエネルギー処理や合成のために必要な従来から知られている内分泌ホルモンの分泌も刺激する作用を有しており,消化管ホルモン作用は消化吸収に関して重要な役割を果たしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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