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研究
唾液の臨床生化学検査—第1報検査項目の検討
著者: 水島愛子1 藤沢隆一1 久保木芳徳1
所属機関: 1東京医科歯科大学歯学部附属病院検査部
ページ範囲:P.537 - P.539
文献購入ページに移動唾液は無痛的かつ容易に採取できるので,臨床検査の対象として利用できれぼその価値は大きい.特に口腔領域の疾患では,その症状が唾液組成に反映されることが期待される.しかし,唾液の化学組成と疾患との関係についての体系的な報告は,現在のところまだ少ない.それは,唾液には血清とは違って積極的なホメオスタシス維持の機構がないため,組成の生理的変動が非常に大きく,検査データの解釈が困難なためでもある.この点を検討するために,われわれは唾液の化学成分のうちで有意な測定値を与えるものを検索し,その分析の自動化を確立した.
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