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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻5号

1986年05月発行

質疑応答

血液 肝硬変患者におけるFDPの高値は

著者: Y子 小林紀夫1

所属機関: 1群馬大学医学部第3内科

ページ範囲:P.552 - P.554

文献概要

 〔問〕肝硬変の患者で,ヘパプラスチンテスト37%,PT16.4秒(40%),A-PTT 43.6秒,フィブリノゲン96 mg/dl, FDP 80μg/ml, AT III 7.5 mg/dl,FMテスト〔—〕というデータを得ましたが,臨床側ではDICの症状はまったくみられないとのことです.採血のしかたには問題なく,週に何度か検査していつもこのような成績で,FDPは80mg/ml付近で,入院2週目で40 mg/dlとなりました.肝での生成低下のため低値であろうと考えていますが,FDPの高値の理由がわかりません.ご教示ください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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